Transitional Lighting Detective Forum 2017 in Kyoto

世界照明探偵団フォーラム 2017 in 京都

世界照明探偵団フォーラムを2002年の東京大会を皮切りに、ニューヨーク、北京、ストックホルム、シンガポール、マドリード、台北などほぼ毎年、全12 回のフォーラム、ワークショップを世界各都市にて開催してきた。世界照明探偵団の発足の地である東京から12 都市を巡回したところで、再び日本に戻り、京都市民や学生と共に、京都の町あかりを考えるフォーラムを開催。3 日間のフォーラムでは京都らしい明かりとは何かの議論を積み、京都の町あかりのプロポーザルを作成し、そのプロポーザルを試す仮設ライトアップ(ライトアップニンジャ)を実施した。→LINK 世界照明探偵団フォーラム報告ページ

Conserving Safety and Amenity along Narrow Alley(2016)

トンネル路地奥の再生長屋(2016/京都)

築80年を超す平屋の木造家屋。長い年月の間に繰り替えされた継ぎ接ぎ状の改修と老朽化がいたる所に見られ、水廻りが整備されていないこともあり、1 年以上空き家の状態が続いていた。家屋の屋根が路地に対してトンネル路地を形成しており、災害時には老朽化した屋根が路地奥の六軒長屋の住人の方の避難路である路地を塞いでしまう危険性が懸念されていた。改修後は一般的な借家としての活用を予定。設計は予算に合わせて大きな間取りの変更は行わず、家屋がもともと持っていた魅 力を引き出すような計画を行いました。借家を想定して水廻りにはシャワー室を新設し、現代の生活にも合った仕様とした。老朽化し雨漏りしていた屋根を撤去し、陽の入る明るい路地に。本体の屋根は重い瓦屋根から地震に耐え易い軽い板金の 屋根に葺き替えられた。いたるところに見られた老朽化や、柱や床の歪みは改善し、床がかさ上げされていた土間は元来の魅力を取り戻すために床を撤去し、元の姿に復元された。

Regeneration of Machiya (Traditional Wooden Town House) along the Narrow Alley

まわり路地沿いの再生連棟長屋(2016/京都)

表通りから「コ」の字型にのびる、ややめずらしい形状の路地(まわり路地)には、車の通過がなく、光と風がよく通る落ち着いた生活環境が生み出されている。しかし、この路地に沿って軒を連ねる計9件の町家の多くは長らく活用されず空き家となっていた。この町家のオーナーには、借家で収入を得るという考えがなく(商売として考えていない)、また、なるべくお金をかけたくないという考えがあったそうです。駐車場やマンションの用地として活用しないかという話を何度も持ちかけられたそうですが、親から受け継いだ建物に対する愛着もあり、なかなか決断できずにいた。 町家を直してみようと思ったきっかけは、町家に暮らしている人、町家関連の活動をしている人が身近にいたこと。人とのつながりや客観的な評価が励みになり一念発起し、5件の町家をまとめて賃貸住居として改修することにした。融資の借入や相続税対策など、経験してみないとわからないことが多くあったが、様々な人とのつながりの中で不安は次第になくなっていった。オーナーが近くに住んでいるメリットを活かし、入居者とゴミ出しのルールや路地の掃き掃除について話しあうなど、今では路地に住む魅力を再発見し、楽しみながら町家を運営している。

Revitalizing Old Line Houses in Sri Lanka(2014-)

旧紅茶農園の再生長屋とコミュニティ支援活動/スリランカ中央州キャンディ県

Sri Lanka is world-famous for Ceylon tea, the export amount of which was used to be the first of the world. However, the people who support the tea as labor are not well-known to the world. They are Tamil people, immigrants from South India, who are neither British people nor Sri Lankan people. The aim of this project is to revitalize a village, Bawlana village, where Tamil people have been living for 130 years, through support from architecture because they have been marginalized and poor after tea plantation here got closed about 30 years ago. We have regenerated a row house called “line house” in Bawlana. Although 1/3 of it used to be lost before the construction, it becomes a base of local tourism the attractive points of which are the history, the culture and the nature of Bawlana. Line houses in Bawlana consist of characteristic elements which are derived from 3 countries related to tea plantation. They are steel frames made in Britain 130 years ago, local granite and veranda space often seen in houses of Sri Lanka, and floor covered with cowpat closely connected with a ceremony of Hinduism from India. We planed the regeneration by two methods, namely, restoring parts of the original house and recomposing the characteristic elements so that the composition of it becomes seen more clearly. Line houses in the former tea plantation area are often regarded as “negative heritage” in Sri Lanka. However, if the history of Bawlana and Tamil’s life and culture are appraised by various viewpoints, it will be power of drawing the future of Bawlana. We believe that this regeneration will make a chance of it and this regenerated line house will be a place where a new history of Bawlana will be born.