Case Book of Jizou-Bon Community Activities (2015)

 

前田昌弘「レジリエントな地域コミュニティづくりにむけた 地蔵盆× まちづくりに関する研究・活動」,京都大学高田研究室,2015

私たちを取り巻く現代の社会は常に、災害や開発といった不確実な変化や危機に晒されています。京都の長い歴史の中で様々な変化や危機を乗り越えて受け継がれてきたお地蔵さまと地蔵盆には、私たちや地域のコミュニティが備えておくべき“レジリエンス”(不確実な変化や危機に対処する“柳の木の枝” のような“しなやかな強さ”)を備えていると思われます。そこで私たち京都大学髙田研究室では、この“レジリエンス” という観点から、地蔵盆が地域のまちづくりに果たす役割について調査・研究を行っています。

*地蔵盆は、地蔵菩薩の縁日かつお盆(8 月24 日)を中心として行われる行事である。地蔵信仰という宗教的な性格を持ちながらも,町内安全や子どもの健康を願い,時代とともに変化しながら受け継がれてきた。地蔵盆は、京都のまちなかでは町内(両側町)ごとに住民によって運営され、コミュニティの維持に重要な役割を果たしてきた。