『コミュニティ・デザイン新論』さいはて社
現代社会の困難=希望をめぐる難問に挑む! 政策科学、社会学、減災・人間科学、建築・都市計画学、 事業構想学など、バックグラウンドの異なる気鋭の執筆陣が集い、旧来のコミュニティ・デザイン論を捉え直し、アクティブな知として新たに鍛え直すことを目指す。
『コミュニティ・デザイン新論』さいはて社
現代社会の困難=希望をめぐる難問に挑む! 政策科学、社会学、減災・人間科学、建築・都市計画学、 事業構想学など、バックグラウンドの異なる気鋭の執筆陣が集い、旧来のコミュニティ・デザイン論を捉え直し、アクティブな知として新たに鍛え直すことを目指す。
『住居計画入門−住まいをめぐる文化・歴史・空間』学芸出版社
住まいを焦点に計画・歴史・文化・地域・構法など、設計の前提条件を広範に扱う実践的な教科書。歴史的な文脈を含めて紐解いていくことで、「住まいとは何か」「なぜそうなっているのか」を探求することができる。近年の社会情勢や動向も踏まえ、あらゆる角度から身近な住まいにアプローチする。
コンパクト建築設計資料集成 第4版
本書は学生を主たる対象とし、建築製図の補助資料、建築計画の講義の教材として、膨大な建築設計資料から情報の抽出・編成を行った。情報ネットワークを通じて多様な情報が容易に入手できる時代において、建築の押さえるべき基本、すなわち変わらないところ、変えてよいところ、変えねばならないところ等を判断する基礎を示すものである。
今回の改訂においては、共生,多様性,少子高齢化,老朽化,デジタル化,施設マネジメント,災害復興,持続可能性,低炭素化社会などのキーワードをとらえた。急速な変化の中で,社会的かつ建築的な課題を建築計画・設計としてどう受け止めるのか。従来の建物種別を超えて新たな建築像をどう描くのか。「建築デザインの基礎」「アクティビティと空間」「プログラムと建築」の3部構成で、その発想の手がかりを示す。
*第III部 プログラムと建築「居住―集合住宅」を井本佐保里氏と共同執筆)
『世界居住文化大図鑑―人と自然の共生の物語』柊風舎
気候変動がもたらす異常気象により、世界中の人びとは生命を脅かされる事態に直面している。この限られた惑星のなかでどのように生きていくか、私たちと自然の関係を問い直すことが今こそ求められている。地域の気候や立地、人びとの生活や文化に応じてつくられる建築「ヴァナキュラー建築」。人類は、自らの生活の拠り所としている地球の生態系のバランスを崩すことなく、建築を創造してきた。古代からの知恵を、すべての人にとって持続可能でより豊かな明日のために適応させることに、地球と私たちの未来はかかっている。
People around the world are facing life-threatening situations due to extreme weather conditions brought about by climate change. Now is the time to rethink our relationship with nature and how we should live on this limited planet. Vernacular architecture” is architecture that is created in response to local climate, location, people’s lifestyles, and culture. Humans have created architecture without disturbing the balance of the earth’s ecosystem on which they depend for their livelihood. The future of our planet and our future depends on adapting this ancient wisdom for a sustainable and more prosperous tomorrow for all.
『旅するモヤモヤ相談室』(世界思想社,2023年3月)
タンザニアの行商人、ブータンの酒飲み、エジプトのムスリム、パスタを深く味わうイタリア人……世界を知れば、悩みは解ける! 医学生が、先生たちを訪ねて見つけた、目からウロコの生きる知恵。読むと心が軽くなる、閉塞感を打ち破る対話集。
【本書に登場する先生たち】小川さやか(立命館大学大学院先端総合学術研究科),坂本龍太(京都大学東南アジア地域研究研究所),石井美保(京都大学人文科学研究所),東長靖(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科),宮本匠(大阪大学大学院人間科学研究科),風間計博(京都大学大学院人間・環境学研究科),前田昌弘(京都大学大学院人間・環境学研究科),岩谷彩子(京都大学大学院人間・環境学研究科),藤原辰史(京都大学人文科学研究所),松嶋健(広島大学大学院人間社会科学研究科),広井良典(京都大学人と社会の未来研究院),山極壽一(総合地球環境学研究所)
『住まいから問うシェアの未来ー所有しえないもののシェアが、社会を変える』学芸出版社,2021年8月
シェアは資本主義の行き詰まりを超える希望か?シェアの現場を訪ねてみると、お金を払って共同利用していても、それに留まらず、空気や匂い、音、人間関係、責任が否応なくシェアされている。それが煩わしいときもあるが、暮らしを豊かにしていた。住まいを起点に、シェアを生きる基盤とする未来に向けた地殻変動を感知する
Is share a hope to overcome the deadlock of capitalism? In places where sharing is practiced, even if you pay for shared use, the air, smell, sound, relationships, and responsibilities are inevitably shared. Sometimes it was annoying, but it enriched your life. Sensing crustal movements toward the future based on share from the perspective of housing
日本建築学会(比較居住文化小委員会)編「建築フィールドワークの系譜ー先駆的研究室の方法論を探る」昭和堂,2018年12月
現実の建築物は最良の教科書。そこに住む人々は最良の師。机上の訓練や座学をどれだけこなしても建築の技術は上達しない。とはいえフィールドワークは名人芸に近いという。どうすれば習得できるのか?この本を読めば、どこの研究室のドアを叩けばよいかが分かる!
<表紙カバー帯 推薦コメント>
過ぎ去った時を超えて、幻の建築家たちとの交信。その記録。それにしても、どうして彼等は、私たちの訪れを知っていたのだろうか。 ー原広司(建築家/東京大学名誉教授)
ここには僕自身も影響を受けた多くの先達がいる。建築のフィールドワークとは、文化の多様性の豊かさに触れる未知との遭遇の旅だ。 ー古谷誠章(建築家/早稲田大学教授/日本建築学会会長)
前田昌弘「津波被災と再定住ーコミュニティのレジリエンスを支える」京都大学学術出版会,2016年
自然災害などによって「再定住」を余儀なくされた人びとが直面する生活再建上の問題について、理論的な検討と具体的な事例をもとに論じる。2004年インド洋津波後の継続的調査にもとづいて再定住の論点と方法を体系化した本書は、東日本大震災における再定住のハード面の計画の見直しやソフト面での被災者支援のあり方を検討する上でも有益である。
Rural and urban sustainability governance (Multilevel Environmental Governance for Sustainable Development),United Nations University Press, 2014
The rural and urban communities have a distinct structure, function and dynamism, which provide us with livelihood and define our lives through our various daily activities. Circumstances surrounding the rural and urban communities are increasingly changing, such as with the rapid development towards globalization, and consequently the number of challenges needing solutions seems to be ever on the increase.
The focus of this book is on the rural and urban environments, and the wide-ranging representations of various players’ interacting activities that preserve or destroy these environments. The key issues contemporary to the rural and urban communities include appropriate overall environmental governance involving collaboration and competition among different actors, preservation or creation of a rich and lively living environment, and a search for ways to ensure the inheritance of our greatest assets for following generations.
This book attempts to elucidate the following issues: how we may use rural and urban sustainability as beacons for taking relevant and necessary policy measures and for community activities, and how to further ameliorate such measures and activities. The question of rural and urban sustainability is both specific and rich in context, and offers excellent cases for extracting the essence of multi-layered environmental governance. This volume presents current key academic findings, while also considering interactions between humans and nature, such as local resource management through the commons, and rural–urban interdependence.
「自然災害と復興支援」(みんぱく実践人類学シリーズ9)明石書店、2010年
2004年12月のスマトラ島沖地震で甚大な被害を受けたインドネシア、スリランカ、インド、タイの四カ国での現地調査をもとに、被災地の救援、復興、発展(開発)に求められるものは何かを、文化人類学、防災、都市計画、建築など多角的な見地から論ずる。