Fukkou Dialog from Kobe 03 (2022)

復興ダイアローグ 第3回:語り合う参加者 募集中 →終了しました

震災の被災者とは震災でわざわいを受けた人のことをいいます。わざわいとは不幸な物事や悪い結果ということです。震災により住んでいた家が壊れたり、燃えたりなどの被害にあった人は被災者になり、市町村に申請すると罹災証明書/被災証明書が発行されます。でも、申請が認められないと/申請しないと公には被災者ではない?それだけではなく、震災の中では大きなケガをしたり、障害を負ってしまった人が、そして亡くなってしまった・・・亡くなった人は犠牲者で被災者とは言わない?震災でひどい目にあった人のそばで同じ痛みを感じる人は、被災者では・・・どうなんでしょうか?今回の対話では、これまで単純に考えていた「被災者」について深掘りし、「被災者」の意味に「しっくりくる言葉」を探し、今まで知られていなかった重要な側面を見出したいと思います。

The future of former settlements turned into disaster risk areas (2021)

災害危険区域化した元居住地の行方

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた自治体の多くは、津波等による被災の危険性が高い区域において土地利用規制を行い将来的な自然災害のリスクを軽減するため、沿岸部に災害危険区域を指定し、居住用建築物等の立地規制及び構造制限を行っている。岩手・宮城・福島県合わせて25 自治体が沿岸部に危険区域を指定した。区域の指定では、防潮堤整備後のシミュレーションを基準とした指定、今次津波の浸水域を元にした指定、防災集団移転促進事業による移転跡地の買い取りを前提とした敷地単位で指定したものなど区域ごとに基準が異なる。ハザードに対して、リスク設定の難しさが指摘される。震災から10年が経ち、災害危険区域に指定されたエリアに住居を構えていた人びとは、内陸や高台等に移転し新たな居住地で再建をされているが、災害危険区域に指定されたエリアの活用はどうなっているのだろうか。
本シンポジウムでは、震災から10 年にわたって仙台・荒浜地区の被災コミュニティ支援に関わってきた新井信幸氏に、災害危険区域におけるインクルーシブ・パークの提案を含むこれまでの活動についてお話いただく。また、都市計画、土地利用を専門とする姥浦道生氏をコメンテーターとして、当研究報告会メンバーを交え、災害危険区域化した元居住地の跡地活用のあり方について議論する

Fukkou Dialog from Kobe 02 (2021)

復興ダイアローグ 第2回:語り合う参加者 募集中  →終了しました

これ震災前からあったっけ、それとも震災後に建ったやつやっけ……という会話が、神戸 ではまれによく聞かれます。建物・区画・まちなみの再建と改造は、たしかに「復興」のも っとも目立つ側面です。元通りにする、災害に強くする、美しくする、立派にする、懐かし さを残す、といったいろいろな視線がそこに混じり合っています。その槌音と視線が織りな す網目のなかにひとびとは四半世紀かけて棲み着きなおし、今のまちなみがいつのまにか 「こういうもの」として存在している。そうした過去の網目は、今のまちなみのなかではな かなか見えづらいかもしれません。あれ、これ震災前からやっけ、震災後やっけ……? 復 興ということばを負いながら、わたしたちは「まち」をどうしたかったのでしょうか、ある いはいまどのように理解したいのでしょうか。長田のまちのなかで立ち止まってかんがえてみます。

How will our Housing and Community change with WITH / AFTER new Corona Virus Pandemic(COVID-19)?(2020)

WITH/AFTERコロナ 住まい・まちづくりはどう変わる?

Telework has spread rapidly with the spread of the new coronavirus infection. While the spread of telework has revealed various merits, it also highlights issues related to living space. In the future, as telework becomes more familiar, a living environment that integrates work and housing will be required, and the degree of freedom in choosing a place of residence may increase. For the era of WITH / AFTER Corona, we will think about how to live, work, enjoy and live while teleworking in Osaka, and think about Osaka as a city to live with.

開催レポート

And yet Humans Share Spaces with Others (2020)

それでも人は他者と空間をシェアする

Architectural practitioners have actively proposed a share as a way to enrich their dwelling. However, now that the new-coronavirus (COVID-19) sickness has made us aware that the share is two sides of the same coin with the risk of infection, we can still see what people want from the share. At this symposium, we first reconsider the meaning of various shares being tried in the field of architecture. Then, we anthropologically ask what share is, and draw out the future of whether share continues to promote the disparity in housing, or how the practice of housing can play a role in correcting the disparity.

Questionnaire Survey on Jizo-Bon (Response to COVID-19) (2020)

地蔵盆に関するアンケート調査(新型コロナウイルスへの対応)実施中 *画像をクリックすると回答フォームへ飛びます (回答は締め切りました)

地蔵盆は近年、地域コミュニティ活性化への寄与という点から再評価されています。このアンケートは、京都市における今年の地蔵盆の実施の可否を含めたご予定や近年の状況についておたずねし、地蔵盆の現状と課題を把握することを目的としています。今後、影響が長期化することも予想される新型コロナウイルスへの地蔵盆を含む地域活動の継続方法を検討することに役立てていきます。

アンケートの対象: 京都市内で地蔵盆を開催している地域(町内)や団体であり、 今年の地蔵盆の開催者(地蔵盆の世話役、町内会・自治会の役員など)

回答期限:2020年8月10日

アンケート中間報告(7月24日時点)

アンケート最終結果

紹介)コロナ禍で地蔵盆の開催は(テレビ大阪ニュース)

Social Urbanism -Knowledge exchange meeting between Latin America and Japan(2020)

Social Urbanism -Knowledge exchange meeting between Latin America and Japan

We will hold “Social Urbanism-Knowledge exchange meeting between Latin America and Japan” at 18:00 -21:00 on February 7 in Kyoto. We Invite an architect Alejandro Echeverri, who is known for urban renewal in Medellin, once called the “World’s Most Dangerous City”. Architects and researchers who practice Social Urbanism at domestic and abroad from the Japanese side will also share knowledge in South America and Japan. Although the capacity is limited, it is an open meeting, so if you are interested please join us!

Let’s think about the way of Jizo-Bon adapted to the times (2019)

第2回深草まちづくりカレッジ「時代に合わせた地蔵盆のあり方を考えよう

“Jizo-Bon” is a precious event where multi-generation of cho-community exchange each other. In Kyoto, there are areas where Jizo-Bon continues to be devised, such as by collaborating with welfare facilities and university students to address issues such as a reduction in the number of players and participants. Let’s learn about these cases, exchange opinions among participants, and join together to give tips on community revitalization, such as how to increase the number of players.

(参考)前田昌弘:地蔵盆と子ども, ASSEMBLY アセンブリー 京都に劇場文化をつくる03[特集]子ども/子供/コドモを考える,p.12,2019年3月

(参考)前田昌弘:存在の質から環境を捉え直すー地蔵盆まちづくり試論,建築と社会,no.1173,2019年12月

Symposium: Learning from visionary architects(2019)

日本建築学会比較居住文化小委員会シンポジウム 幻の建築家たちの教え

時の試練を経た集落は格好の教科書、その構想者は会うことが叶わない幻の建築家――居住を取り巻く状況が急速に変化している現代においても、いや、むしろ現代においてこそ、フィールドに出向くと多くの学びがあります。しかしフィールドワークは名人芸に近く、定まった方法論はありません。そこで比較居住文化小委員会では、名人たちが何を考え実践してきたのかを広く伝えるべく、16 名の濃密なインタビューと直筆のフィールドノートをまとめ、書籍「建築フィールドワークの系譜:先駆的研究室の方法論を探る」を出版しました。
本シンポジウムでは、本書で取り上げた中から 4 名をお呼びします。第一部は、世界的建築家かつ先駆的フィールドワーカーである原広司氏と古谷誠章氏の講演です。フィールドに何を求めて旅立ち、どのような調査を行ない、その成果が設計の実践にどうつながったかについて解説します。第二部ではこれを受け、布野修司氏が建築計画学の視点から、陣内秀信氏が建築史学の視点から、フィールド研究のトップランナーとしてコメントします。その後は、比較居住文化小委員会のメンバーも加えたパネルディスカッションです。以上の講演と議論を通じて、フィールドワークの現代的な意義をあぶり出します。

The future created by continuous fieldwork (2019)

日本建築学会比較居住文化小委員会 拡大委員会 継続的建築フィールドワークが拓く未来:ベトナムにおける研究の展開、プロジェクトの発生、フィールドの変化

Although Vietnam adopted the Doi Moi policy in 1986 and started working on cooperation with the international community, fieldwork by Western researchers was still rare. In 1994, a comprehensive survey of the townscape of Hoi An’s old town in central Vietnam was conducted. Based on this experience, the field has been expanded to other cities in Vietnam and other countries, but fieldwork in Hoi An continues every year. The possibility of fieldwork is considered from the development of research and field changes due to continued involvement in the field for over 25 years.

Symposium: Dwelling among Multiple Generations(2018)

日本建築学会 第13回住宅系研究報告会シンポジウム 世代の”あいだ”を暮らす

今日では3世代がひとつ屋根の下に暮らすことも珍しく、若者と高齢者の間で知識や経験を日常的に受け継ぐことも、子育てや介護の支援を親族から受けることも難しくなってきています。このように多世代での人間関係の希薄化が進む中、地域コミュニティにおける社会関係資本をどのように再構築していくのかは大きな課題といえます。本シンポジウムでは、子どもから高齢者まで、日常生活の中で自然な形で出会い、互いに学び支え合う世代間の関係づくりに取り組む実践者をお迎えし、縦割りかつ世代別に議論される施設と住宅の”あいだ”のデザインを住まいから問い直すきっかけとしたいと思います。